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モンゴルの鉄道はシベリア鉄道と同じロシア規格の1520mmゲージで、北はロシア国境から南の中国国境へ続く南北縦貫線がメインラインだ。ロシアへも中国へも国際列車が運行されているが、モスクワ行の列車は国境駅で機関車を付け替えればそのまま走行できるの対し、中国はゲージが標準軌だから直通する旅客列車は客車の台車を交換している。これは中国側の駅で車体をジャッキアップして入れ替えている。 首都のウランバートルは標高1300mの盆地にあり、南へ勾配を上って行く区間では、急勾配を避けるためにカーブが連続していてΩ状になっているところもある。そのひとつ、ホンホルのカーブは外国からも鉄道ファンが撮影に来る名所になっている。 |
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運営しているウランバートル鉄道公社はモンゴル政府とロシア鉄道が資本を半分ずつ保有する合弁企業で、貨物列車の中には中国の港からヨーロッパまで直通するコンテナ専用列車もある。 夏は草原地帯のこの国は、冬は見渡す限りの雪原になる。 |
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![]() 旅客列車が出て行った後、先頭の機関車が黒煙を上げて発車し、その巨体がこちらに向かって進んで来た。⇒ (鉄道用地内は許可を得て撮影) |
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カメラを右に向けると上り勾配のSカーブがあり、長い列車は蛇のように左右に身をくねらせながらゆっくりと上って行った。牽引機は現在のウランバートル鉄道の主力である重連型の2TE116YM。 | |||
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Sカーブを往く列車の撮影には3つの要素が不可欠だ。 まずS字形の線路があること、次にS状になるほど長い編成の列車が運転されていること、そして最後にそのアングルで撮影できる場所に撮影者が立てること。 モンゴルにはこの条件が揃った場所がいくつもある。 この日、撮影を始めた朝の気温はマイナス24度ぐらいだった。午後になって気温は上がったが、それでもマイナス10度以上にはならなかった。 |
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ウランバートル駅の1番ホームの脇に保存されていた蒸機はL-3167というナンバーがキャブに書かれていた。1520mmゲージだから躯体は大きい。 | ウランバートル鉄道唯一の気動車はロシア製の2輌編成。レールバスと呼ばれ、北部のダルハンまで280kmを4時間で結び毎日1往復している。 | |||
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