照合番号の計算例 099742の場合、0 x 1= 0、 9 x 2= 18、 9 x 1= 9、 7 x 2= 14、 4 x 1= 4、 2 x 2= 4 >> 0+1+8+9+1+4+4+4= 31 >> 10-1=9 |
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ドイツ連邦鉄道(DB)の新付番ルール 車輌の形式を3桁、車輌番号を続く3桁で表すことになった。 蒸気機関車についてはDR時代から踏襲した2桁の数字の前に0をつけて3桁にした。(燃料が石炭か重油かで形式を区別するために1位の数字を変えるなど例外もある) ナローゲージの蒸気機関車は全て099型とした。(戦前の統一ドイツ国鉄からの踏襲で、ナローゲージの機関車の形式は全て99型にして、車輌番号で形式を区別していた) |
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東独国鉄(DR)の新付番ルール 蒸気機関車については、1970年以前の2桁の数字で形式を表す方法を踏襲し、車輌番号を4桁とした。従って上の写真の03型のように、車輌番号が2桁の場合には0085と「ゼロ」を入れて表示された。 ナローゲージの蒸気機関車は、車輌番号を4桁に揃えるため、例えばザクセンのマイヤーは500〜600番台が、1500〜1600番台になった。 |
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ドイツ鉄道(DB)になってから 1989年の東西ドイツ合併後も、暫くの間鉄道は東西のまま運営されていたが、1992年に鉄道も合併してドイツ鉄道(DB: Deutshce Bahn)となった。この時、元東独国鉄のナローゲージ機関車群も、西の付番ルールに組み入れられたが、軌間750mmの機関車は全て700番台の車輌番号とし、その時点で現存していた機関車に順に番号を付けたため、ザクセンのマイヤーも、動輪5軸の機関車も、全て0997XXとなり、番号だけでは形式を区別し難くなってしまった。 |
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1968年に西で、1970年からは東でもコンピューター管理番号が導入され、この時から東西で付番のルールが多少違う形になったが、以後東西いずれの車輌番号にも「ハイフォン+1桁の数字」が右端に付くことになった。 従ってこれが無いナンバーをつけた車輌は、それ以前の車輌か、または私鉄に運営が移った鉄道で使われている車輌ということになる。 この右端の数字の意味は、6桁の車輌番号で運用計画、配置、検査等の車歴を管理する上で、数字をひとつ間違えて入力すると、その番号の車輌が現存すれば別の車輌のデータが書き換えられ、その誤入力の認知が容易でないことから、この1桁の数字に誤入力を発見する機能を持たせていると聞いている。 |
この1桁の数字は、左の6桁の数字から「独特の計算方法」によって導き出される数字である。 まず、6桁の車輌番号の下に121212という6桁の数字を置き、縦にそれぞれを掛け合わせて、答えを並べて書く。いずれかの答が2桁の場合は、独立した2個の1桁の数字として扱い、横に合計する。この答の1の位を10から引いた数がこの管理番号になる。(計算例は下に) どうしてこんなに複雑な計算方法を考えたのか理解に苦しむ。単なる照合だけなら、例えば6桁の数字を単純に合計して、答の1の位の数字を使っても、目的は果たせると思うのだが。 |
ドイツの蒸気機関車の写真を見ると、ナンバープレートの右端にハイフォンと1桁の数字がある機関車と、これが無く数字だけが並んでいる機関車とがある。 ドイツの鉄道の車輌番号は1925年に統一ドイツ国鉄になった時に整理され、蒸気機関車については01から99までの2桁の数字で形式を表し、その次に車輌番号を並べることになった。 |
第二次世界大戦が終わり、ドイツが東西に分裂すると、鉄道の運営は、西独はドイツ連邦鉄道(DB: Deutsche Bundesbahn)、東独は戦前と同じ名称でドイツ国鉄(DR:
Deutsche Reichesbahn)となった。 戦後製造された新形式もあり、それぞれで形式番号が付けられていったが、基本的には戦前の付番のルールを踏襲していた。 |