インドネシア スラバヤのスチームトラム
2011年10月、25年ぶりにインドネシアのジャワ島東部にあるスラバヤを訪ねる機会があった。かつて見たスチームトラムの静態保存機が、どうなっているかは気になるところ。以前来た時は、インドネシア国鉄東部支社の敷地内に鎮座していたが、今回は前もって調べたところ、パサル・トゥリという駅前広場にあるらしいことがわかった。

ジャワ島で東西に延びる幹線は、北線と南線があって、北線がスラバヤの町に入る終着駅がパサル・トゥリ駅だ。
以前来た時にこの可愛いカマが鎮座していた場所に近いスラバヤ・コタ駅は、南線がスラバヤの町に入った終着駅だ。スラバヤ市内で、この両駅を結ぶ線路はあるが、通して走る列車は運転されていない。
 
     
 
以前来た時には緑色と赤の警戒色の塗り分けだったが、今回はピカピカの黒に塗られていた。横から見るとボイラ、煙突、蒸気ドームがあって、蒸気機関車であることがわかる。   近づいて見ると天井もピカピカの内張りにリストアされていた。かつてスラバヤ市内の路面鉄道を、客車を牽いて走っていた由緒あるカマだから、大切に保存されているようだ。
 
     
英国ベイヤー・ピーコック社製(1896年、製造番号3860)というプレートが、素性を表していた。   但しインドネシア国鉄の蒸機リストによると、B12形39号機は1903年オランダのWerkspoor社製(製造番号4394)ということになっている。ピーコックの3860はB12 08号機らしい。
いつの時代からかメーカーズプレートがこのカマに移設されたのだろう。
     

 1986年に訪ねた時の姿
インドネシアのジャワ島東部にスラバヤという町がある。国鉄ジャワ島北部幹線の東の終点スラバヤ・コタ駅の近くに国鉄東部支社があり、その庭にかつてスラバヤの町を走っていたスチームトラムが保存されていた。
前日午後4時に首都のジャカルタ駅を発車した夜行列車「ビマ」の寝台車に乗り、1986年9月28日の朝スラバヤ駅で降りた。もしかしたらまだスチームトラムが運転されているかも知れないという期待は外れたが、きれいな状態で保存されているB12を見ることができた。
1896年、イギリスのベイヤー・ピーコック社製。インドネシア国鉄にはスチームトラムが何種類かあったが、B12形は最も多い46輌を有していた。3フィート6インチ)。
 
     
 
     
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