2001年7月、ウェールズ地方の保存鉄道訪問旅行の途中、レンタカーで移動している時にウェルシュプールの街を通過した。 この保存鉄道は予定に入っていなかったが、まだ明るい時間だったので起点の駅に立ち寄ってみることにした。夕刻5時半だったが、駅は閉める準備をしているところだった。 |
沿線を少し見ておこうと道路地図を見ながら少し先の踏切に向かい、渡りながら線路を見ると、ウェルシュプールの方に何か赤茶色のものが見えた。すぐ車を止めて歩いて戻ってみるとそれは蒸気機関車だった。最終列車がこちらに向かって走って来るのだった。踏切の手前で機関助士が降りてきて、確認した後、列車を通過させていた。 | |||
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先回りして撮影場所を探すには時間が限られていたが、道路から線路を見渡せる場所が何とか見つかった。 | ウェールズ地方らしい丘陵が続く風景の中、愛らしい編成の列車がゆっくり通過して行った。 | |||
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終点のランフェアまで追いかけていくと、そこには機関車や客車が保管されていた。 この鉄道は1903年に開業した762mmゲージの軽便鉄道で、1956年に廃止となったが数年後に保存会社が設立され、運転を再開した。 |
起点のウェルシュプール街中の線路は撤去され、街外れを保存鉄道の起点としていたが、別の鉄道で廃止になった駅舎を移築して駅として使っている。 世界各地から車両を収集して保存しており、現在も客貨混合列車まで運転している活発な保存鉄道である。 |
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