ウズベキスタン タシケント鉄道博物館 (その1)
中央アジアのウズベキスタンには4000kmを超える鉄道網があるが、その多くは旧ソ連時代に建設されたものであり、ゲージは1520mmである。鉄道博物館は首都タシケントのタシケント駅近くにある。   2013年7月にこの博物館を訪ね、入口で3000スム(約140円)支払うと三折りのパンフレットをもらえた。説明文はロシア語、ウズベク語、英語の三か国語で書かれている。
 
   
正面ゲートの手前左手に鎮座していた小さなテンダー機は、チェコのシュコダ製ナローゲージ用で1949年製。2013年7月に訪ねた時、緑色に塗られていた。  

ウズベキスタンの鉄道網は1520mmゲージのため、なぜこのナローゲージ用蒸機がここにあったのかは不明。
重量28t、最高速度35km/h。

 
   
約1年前の2012年6月に訪ねた時はライトブルーに塗られていたので、その後再塗装されたようだ。 
 
 
この博物館は車両の屋外展示が中心であるが、ゲートを入ってすぐ左手に、威風堂々と客車の先頭に立っているのが旧ソ連国鉄のP36形蒸機である。   シベリア鉄道の優等列車を牽いて疾走していた姿は、鉄のカーテンの向こうの国だったため、写真で見る機会も限られていた。
 
 
デフレクターは独特の形状で、この機関車を特徴づけている。  
 
 
ボイラー上の煙突とドームはキャブまで続くカバーで覆われている。  
 
 
展示されているのはP36形250号機であるが、この形式が1949年から1956年まで製造されたと表示されていた。ドームカバーの銘板によればこの機関車は1956年製のようだ。   テンダーは3軸ボギー2個の大型のもの。塗色が機関車本体と違っているが、これも再塗装される前の色だった。
 
 
2012年6月に訪ねた時はこんな色だった。   軸配置は先輪2軸、動輪4軸、後輪2軸。動輪直径は1850mmあるが、機関車本体が大きいため動輪が小さく見える。
 
 
機関車の全長は29.9m、全高5.1m、総重量178t、出力3070馬力、最高速度125km/h。
ソ連の鉄道を代表する急行旅客用蒸機であることは間違いない。 
 
 
 
LV-0487号機も、その大きさに圧倒された。軸配置は先輪1軸、動輪5軸、後輪1軸の貨物用機関車である。   これもP36と同じライトグリーンに再塗装されていた。
動輪直径は1500mmというが、これもずいぶん小さく見えた。
 
 
これは1年前の姿で、黒をベースに赤いアクセントだけだった。
この機関車はボイラーが随分高い位置に設計されていて、台枠とボイラーの間に、向こうが透けて見える空間が大きい。
機関車の全長は28m、総重量190t、出力は3590馬力、最高速度は90km/hという仕様だった。
 
 
 
 
 
  博物館のパンフレットによれば、開館は1989年8月4日、保存車両は蒸機13輌、ディーゼル機関車18輌、電気機関車3輌となっている。その他にもラッセル車や保守用車両などの事業用車が展示されていた。
(左)TEP60形
(右)TE2形
TE3形
VL22M形電気機関車
 
     
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