インド サハランプール機関区
インドの首都デリーから北へ約150km、サハランプールという町がある。インド風の駅舎があるこの駅は、鉄道の結節点で大きな機関区があった。
1994年8月20日に訪れた時、既に大型の蒸気機関車の運転は終焉間近だった。

インドの鉄道は軌間1676mm(5フィート6インチ)の広軌の幹線網と、軌間1000mm、762mm、610mmの3種類の支線があり、合計4種類のネットワークが並存している。広軌の大型機関車として最も多く製造され活躍していたWGクラスを、ここサハランプールで見ることができた。
 
     
先輪1軸、動輪4軸、従輪1軸のWG型は、1950年から1970年までの間に2450両が製造されたインドを代表する形式の蒸気機関車。   製造はイギリスのノース・ブリティッシュ社で始まったが、その後はドイツのヘンシェルやクルップ、アメリカのボールドウィン、そして日本の日立でも製造された。
 
     
 
     
転車台で方向転換するWG型   こんなに大きな機関車を独りの人力で廻している。
 
 
     
レンガ造りの機関庫にはWP型の機関車が佇んでいた。急行旅客列車用の花形で、このサハランプール機関区に配置されていることを知って、運転されていることを期待して来たのだったが、この日は遂に煙をあげる姿を見ることはできなかった。(WP型についてはデリー鉄道博物館のページでも紹介している)   広軌の大型蒸気機関車は確かに迫力があったが、既にそのほとんどが役割を終え、火を落とした状態で機関区に巨体を並べていた。この日は僅か2時間ほどだけの訪問だったが、後に得た情報で、この時点でサハランプール機関区は既に蒸気機関車の運用を終えていて、構内で見たWG型は他の機関区配属の機関車だったことが判った。
 
     
構内で見つけたスチームクレーン  
 
     
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