ヨルダン アンマン機関区
1995年3月、中東の国ヨルダンの首都アンマンの機関区を訪ねる機会があった。構内には数輌の蒸気機関車が保管されていた。人力駆動の転車台のピットの周囲は石積みだった。この街の建物の多くが同じ石積みで造られている。
この駅は、ダマスカス(現在シリアの首都)から、イスラム教の整地メディナ(現在サウジアラビア)まで敷設された延長1303kmのヒジャーズ鉄道の経路にある。
  ヒジャーズ鉄道は1908年に開業したが、現存する機関車は全て1950年代に配置されたもの。1050mmという特殊な軌間である。
庫の外に保管状態の良い機関車が止められていた。ドイツのアーノルト・ユンク社1955年製51号機で、前輪1軸、動輪4軸、従輪1軸構造。列車の運転は全てディーゼル機関車牽引の時代になっていた。
 
     
赤錆びた姿で放置されていたのは、イギリスのロバート・スチーブンソン社1951年製23号機。先輪1軸、動輪4軸、従輪1軸構造。   82号機は日本車輌1953年製のパシフィック(先輪2軸、動輪3軸、従輪1軸構造)。運転可能な状態と言われた。こんな所に日本製の機関車がいた。
 
 
  庫の中にきれいな状態で保存されていた71号機は、ベルギーのエーヌ・サンピエール社1955年製。51号と同じ軸配置。
スリムな顔立ちに大きなヘッドライトが印象的だった。

最近この鉄道では蒸気機関車による特別列車運転が盛んになっていて、この時見た機関車は全てが動態保存になっている。  (→ 保存鉄道を走る機関車 >ヒジャーズ鉄道の各ページ参照) 
 
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