ヨルダン ヒジャーズ鉄道 85号機ダラア行き

イギリスの鉄道ファンのツアーが、日本車輛製85号機の牽く列車に乗ってザルカの街の踏切を通過して行く。線路際が市場になった地区を通過してきたところだ。 (撮影は全て2010年9月)

ザルカ駅を出た列車が、次のサムラに向かって軽快に走って行った。この列車は北へ向かい、国境を越えてツアー客をシリアのダラア駅まで送り届けることになる。
スグラ村の南にある雄大なオメガ形カーブの前半を85号機が駆け抜けて行く。走って来た蒸機の音に驚いた羊の群れが、右手に移動して行く様子が見える。
オメガ形カーブの後半で停車した列車は、撮影を選んだ乗客を線路際に降ろした後、カーブの入口までバック運転して停車した。そして上の映像と同じ場所を煙を上げながら再度走り、カメラを構える乗客の前を通過して行った。バック運転の間に撮影場所を移動してこの様子をビデオに収めることが出来た。
フォトランを終えると、撮影していた乗客を乗せるために列車はもう一度停止する。この間に撮影場所を移動してオメガ形カーブを通り抜けた先で待っていると、勾配を登って行く列車の後ろ姿を追うことが出来た。
シリア国境まであと数kmの地点を、列車は軽快に走って行く。踏切が近いため汽笛を鳴らし続けていた。
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