明治村 12号機が牽く列車((撮影2007年11月10日))

明治村には日本の鉄道創業時に使われていた1874年イギリスのシャープ・スチュワート社製の12号機が、短い区間ではあるが運転されている。明治村名古屋駅を発車した列車が林を抜け、石橋を渡って明治村東京駅に到着した。すぐに列車から離れた12号機は、ターンテーブルに乗って方向転換し、給水ポートの横を通って奥庫へ移動した。

明治村東京駅の庫の方から出てターンテーブルを通過した12号機が、ホームに止まる客車の先頭に連結するため移動していく。名古屋駅に向けて発車した列車は、800m程離れた終着駅に到着すると、ここでもターンテーブルで方向転換し、折り返し列車を牽く準備に入った。
ここでは1912年製の9号機と2輌の機関車が交替で運転されていた。老朽化した車両の点検整備のため、2010年12月から運休していたが、2012年11月8日から12号機による運転が再開された。

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